愛知県出身。
津田塾大学国際関係学科および英国サセックス大学で国際開発について学ぶ。卒業後は、国家公務員として安全保障分野での国家間交渉に携わり、その後デンマークでの生活を経て、ウェブメディア会社でライター・編集者として勤務。
2024年現在、東京藝術大学大学院 美術研究科 グローバルアートプラクティス専攻に在籍。2023年、フィンランドのアアルト大学アート・デザイン・建築学部に1年間交換留学。
主に「食べる」行為を通じて、人と土地との関係性、流動的な身体性、異なる物質性の循環的な相互作用等をテーマに活動。知らなかった世界に足を踏み入れる実験を繰り返し、それをコト(事、言)として残す。野草のお茶作りをしながら、日常生活の中の美しい技(アート)を大切にしている。
さまざまな他者(世界)に興味がある。そもそも、自分と他者のあいだもあいまいである。あの者の身体は、生活は、思考はどうなっているのだろうか。あの者はどんな世界を生きているのだろうか。
自分の外にあると思っている世界を、触れて、感じていく。時に痛さやじれったさを感じ、自分の世界は振動し少しづつ変化していく。それは怖くもあり、面白くもある。
それは、「食べる」ことと似ている。その営みは、別の物質を自分自身に取り込むという意味で本来危険であると同時に、自分の生を維持し、ケアするために実践されてきたのだ。
いつまで経っても他者の世界を完全に理解することはできないけれど、同じ宇宙(そら)の元、同じ時に存在している者同士、一瞬の輝きを一緒につくり出せたら素敵ではないかな。ともに歩詩(ほし)を生み出そう。