Liquid Atlas in Toyama

Liquid Atlas in Toyama
2025
稲からできたガラス、リサイクル店で見つけた器、紙にパステル、もみ藁、もみ殻、米袋、プロジェクター

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富山は、米の実りで満ちた土地。かつて、米騒動という波がここから立ち上がった。私は射水と滑川で採れた稲の籾殻を焼き、「最も硬い液体」と呼ばれるガラスに変えた。その色は、土や水、そして人の営みによって異なる。

滑川を歩くと、どこからともなく水の音がする。川は姿を変え、止まらず、やがて海へ向かう。 暗渠の上で眠る車を見つけ、「川には住所がない」という事実を知った。

ガラスも、水も、色も、動いている。けれど確かにここにあり、この土地と結びついている。一粒のガラスは、地図のかけら。
その中に閉じ込められた色は、過去を映し、未来を予感させる。
ここで生まれたガラス越しに見る世界は、今日も色を変えている。

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